実績

近年の実績

723
2024年3月施工
(沖縄県)
令和2年度 沖縄自動車道(特定更新等)許田高架橋南他1橋床版取替工事
沖縄自動車道の許田高架橋床版取替工事で初めて『MeLスラブ』が採用されました。本橋は塩害劣化等により鋼材が激しく腐食していたことから、抜本的な対策として腐食しない材料を用いる床版取替工法として評価されたものです。『MeLスラブ』は、腐食しない構造材料である炭素繊維複合材ケーブル(CFCC®)を緊張材として使用し、床版支間方向および橋軸方向の2方向にプレストレスを導入したプレキャストPC床版です。さらに、短繊維補強コンクリートを採用することで緊張材以外の補強材を削減し、コスト縮減を図りました。CFCC®は腐食しない材料であり、塩害環境でのかぶり厚の増加は必要ありません。また、完成時に金属を残さない定着構造を採用しています。さらに現場打の壁高欄の補強筋にもCFCC®を採用し非鉄化を実現しています。これらにより、耐久性確保の確実性やLCCの低減の観点から、海岸付近や凍結防止剤が散布される地域などの厳しい塩害環境下での活用が期待されます。
令和2年度 沖縄自動車道(特定更新等)許田高架橋南他1橋床版取替工事
722
2024年1月施工
(山口県)
徳山下松港下松地区桟橋(-19m)上部工事
山口県の徳山下松港・宇部港は、効率的な石炭輸送ネットワークの形成を目的として、平成23年に国際バルク戦略港湾に選定されました。令和元年度より、下松地区において大型船舶が入港可能な水深19mの桟橋新設工事が行われ、特にメンテナンスが困難とされるベルトコンベア設置箇所には、CFCC®を緊張材および補強筋として用いたPC床版が令和4年度から着手した上部工工事において採用されました。国際バルク戦略港湾の桟橋においてCFCC®を用いたPC床版が採用されるのは、平成28年度の釧路港に続いて2例目となります。 CFCC®を用いたPC床版は、プレテンション方式により工場で製作され、現場に搬入後、3枚のプレキャスト床版をポストテンション方式により一体化しています。一体化の際、CFCC®はグラウトとの付着によって定着されるため、定着金具が部材に残らない構造となっています。 使用CFCCサイズ: プレテンション用緊張材 1×7 12.5φ、ポストテンション用緊張材 1×7 19.3φ 補強筋 U5.3φ、U9.7φ、1×7 15.9φ
徳山下松港下松地区桟橋(-19m)上部工事
698
2022年9月施工
(北米ノースカロライナ州)
Harkers Island Bridge
2021年より『ノンメタル(非鉄)』をコンセプトとしたFRPのみで補強された橋梁のプレキャストPC製品の製作が開始されました。使用されたのはノースカロライナ州の沿岸部にあるHarkers Island Bridgeで、沖合の小島につながる約1kmのパイル橋脚により支持されるプレテンション桁橋です(写真-1)。橋脚、橋桁、床版などの補強にCFCCとGFRPが使用され(写真-2)、補強材に金属を使わずFRPで製作された腐食しない橋として注目を集めています。 CFCCが採用されたのは、24inchスクエアPCパイル(写真-2)、54inch PC桁、72inch PC桁、78inch PC桁(写真-3)の4種類で、特に24inch PCパイルでは緊張材、補強筋ともにCFCCが使用されています。
Harkers Island Bridge
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2021年11月施工
(島根県)
中国自動車道(特定更新等)蓼野第二橋他床版取替工事 蓼野第二橋(下り線)
蓼野第二橋(下り線)は、1983年に供用された橋長103mの鋼2径間連続鈑桁橋であり、大型車両の増加や凍結防止剤散布の影響による損傷が床版に発生していました。コンクリートの剥離や鉄筋露出が多く見られ、床版の漏水・土砂化も確認されていたため、床版損傷に対する抜本的な対策として、超高耐久床版を適用しました。超高耐久床版は腐食する材料を一切使用しない床版であり、厳しい環境においても、今後の維持管理の負担を大きく低減することが見込まれます。 本構造は、高強度短繊維補強コンクリートとアラミドFRPロッド緊張材を組合せた完全ノンメタル床版です。有機短繊維を使用した高強度繊維補強コンクリートにアラミドFRPロッド緊張材によるプレストレスを与え、床版に発生する引張力を制御しています。アラミドFRPロッドは橋軸直角および橋軸方向の二方向に配置しており、床版間詰め部を約30mmとした上で超低収縮・超高強度型モルタルを充填し、アラミドFRPロッドで橋軸方向にプレストレスを導入することにより連結します。そのため、間詰め部の耐久性が飛躍的に向上しています。なお、壁高欄についてもガラス繊維FRPロッドを鉄筋の代わりに使用したプレキャスト製品を適用し、完全ノンメタル構造としています。
中国自動車道(特定更新等)蓼野第二橋他床版取替工事 蓼野第二橋(下り線)
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2020年12月施工
(北米メリーランド州)
Harry Nice Middleton Bridge
北米メリーランド州のHarry Nice Middleton Bridge(写真-1・全長2736m)にてCFCCの緊張材およびスパイラル補強筋が大型パイル(図-1、写真-2)に採用されました。架橋場所は沿岸部に位置し、塩害対策が必要な地域です。北米ではCFCCは腐食しない材料として信頼されており、今回採用されたのは直径1,676mm(66inch)の大型パイルで、最大長さは64m近くになります。CFCCはパイル1本あたりに7本よりφ15.2mmの緊張材が32本、スパイラル筋には単線φ9.7mmが採用されました。 沿岸部の橋梁でのCFCCの採用が増えてきており、今後より一層の普及が期待されます。
Harry Nice Middleton Bridge