実績
令和2年度 沖縄自動車道(特定更新等)許田高架橋南他1橋床版取替工事
CFRPを緊張材に用いた高耐久2方向PC床版
沖縄自動車道の許田高架橋床版取替工事で初めて『MeLスラブ』が採用されました。本橋は塩害劣化等により鋼材が激しく腐食していたことから、抜本的な対策として腐食しない材料を用いる床版取替工法として評価されたものです。『MeLスラブ』は、腐食しない構造材料である炭素繊維複合材ケーブル(CFCC®)を緊張材として使用し、床版支間方向および橋軸方向の2方向にプレストレスを導入したプレキャストPC床版です。さらに、短繊維補強コンクリートを採用することで緊張材以外の補強材を削減し、コスト縮減を図りました。CFCC®は腐食しない材料であり、塩害環境でのかぶり厚の増加は必要ありません。また、完成時に金属を残さない定着構造を採用しています。さらに現場打の壁高欄の補強筋にもCFCC®を採用し非鉄化を実現しています。これらにより、耐久性確保の確実性やLCCの低減の観点から、海岸付近や凍結防止剤が散布される地域などの厳しい塩害環境下での活用が期待されます。
図-1 MeLスラブの概要
写真-1床版設置後
写真-2 許田高架橋全景