実績
中国自動車道(特定更新等)蓼野第二橋他床版取替工事 蓼野第二橋(下り線)
アラミドFRPロッド緊張材を適用した超高耐久床版による床版取替
蓼野第二橋(下り線)は、1983年に供用された橋長103mの鋼2径間連続鈑桁橋であり、大型車両の増加や凍結防止剤散布の影響による損傷が床版に発生していました。コンクリートの剥離や鉄筋露出が多く見られ、床版の漏水・土砂化も確認されていたため、床版損傷に対する抜本的な対策として、超高耐久床版を適用しました。超高耐久床版は腐食する材料を一切使用しない床版であり、厳しい環境においても、今後の維持管理の負担を大きく低減することが見込まれます。 本構造は、高強度短繊維補強コンクリートとアラミドFRPロッド緊張材を組合せた完全ノンメタル床版です。有機短繊維を使用した高強度繊維補強コンクリートにアラミドFRPロッド緊張材によるプレストレスを与え、床版に発生する引張力を制御しています。アラミドFRPロッドは橋軸直角および橋軸方向の二方向に配置しており、床版間詰め部を約30mmとした上で超低収縮・超高強度型モルタルを充填し、アラミドFRPロッドで橋軸方向にプレストレスを導入することにより連結します。そのため、間詰め部の耐久性が飛躍的に向上しています。なお、壁高欄についてもガラス繊維FRPロッドを鉄筋の代わりに使用したプレキャスト製品を適用し、完全ノンメタル構造としています。
図-1 蓼野第二橋(下り線)の構造概要
写真-1 中国自動車道 蓼野第二橋(下り線)
写真-2 超高耐久床版の架設状況